製品案内
PRODUCT
シース熱電対
熱電対とは、二種類の金属線の先端を接触させて回路を作り、接合点に発生する熱起電力を通じて測定する温度センサーです。応答性が良く、広範囲(―200℃~+1200℃)の温度測定が可能です。
シース熱電対は、前述のような熱電対素線を金属保護管(シース)に挿入し、絶縁材(Mgo)とともに密封したものです。シースにより耐蝕性や耐圧性に優れ、50MPaの高圧下で使用されるものもあります。
シース熱電対は極めて多様な用途に利用されており、あらゆる分野で温度管理や温度分布測定用に使用されています。温度分布測定には長さの異なるシース熱電対を数本束にして使用します。
当社ダクトヒーターやフランジヒーターにも過昇防止用センサーや温度計測用センサーとしてシース熱電対が多用されています。
お問い合わせ先
新日電熱工業株式会社
TEL: 0120-435-130
シース熱電対の特長
- 外径が非常に細くできているにもかかわらず、機密度はきわめて高く、金属ガスや雰囲気ガスによる熱電対素線の浸食を防ぎ、寿命を長く保てます。
- ブライトアニール(無酸化雰囲気での熱処理)を施してあるため、柔軟性に富み直径の3倍程度の円にまで曲げることができます。また、シースには酸化被膜が無いため、そのまま溶接できます。
- 高温高圧に耐えるばかりでなく、極めて速い温度変化に対応する応答性を得ることができます。
- 1本のシースに2組の熱電対素線を入れて製作(ダブルエレメント)することも可能です。
シース熱電対の基本仕様
- 熱電対エレメントの種類
- K・E・J・T・N・R
- シース外径
- φ0.5、φ1.0、φ1.6、φ2.3、φ3.2、φ4.8、φ6.4、φ8.0
- シース材質
- SUS316L、SUS310S、インコネル600
- 温接点
- 非接地型、接地型、露出型
- その他
- 「デュープレクスワイヤ(樹脂被膜を施した熱電対素線)」も取り扱っております。
「測温抵抗体Pt100」も取り扱っております。